doilux’s tech blog

ITに関する備忘録。 DDP : http://doiluxng.hatenablog.com/entry/2018/01/01/195409

トレーニングカリキュラムを圧縮する

技術系のトレーニングを圧縮する方法をまとめてみました。例えば「受講したセミナーのダイジェスト版を社内でやれ」って言われた時なんかに参考になればと思います。

章を削る

「うちではこれ使わないなー」というところを削っちゃいます。注意しなきゃなのは、後続の章がある章を理解していることが前提にデザインされていることがあるので、後続の章が前提知識を必要としなくても理解できるようにカスタマイズしなきゃいけないことがあります。

全体的に薄くする

例えばデータベースのインデックスの章の場合、「bitmapインデックスは削る」とか「Bツリーインデックスを張ると効率がよくなるカラムの特徴は説明するけど、その理由までは説明しない」など、章を丸々削るのではなく内容を薄くするパターン。これも章を削るパターンと同じで後続のケアが必要なことがあります。あとは薄くしすぎると「何も理解できなかった」ってなりかねないので注意が必要です。

演習削る

ハンズオン中心のカリキュラムの場合はハンズオンを削ることで大幅な時間の削減ができます。ハンズオンはスキルある人はすぐに終わって時間を持て余し、ハマる人はとことんハマってサポートが必要など個人差が出やすいので、ハンズオンを削ることで受講者個々の時間の節約にもなります。ただ、ハンズオンを通じて初めて理解できるようにデザインされているコースだと効果は大きく下がります。

テキストと演習を先に展開してサポートに注力する

事前にテキストと演習を配っておいて受講者に学習してもらい、わからないところのサポートに徹するパターン。サポートは事前にアンケートをとった上で集合研修でやるのもよし、チャットでサポートするのもよしです。特にチャットで対応する場合は時間調整をしなくていいというメリットがあります。しかしながら、実質的に圧縮できてないです。また、チャットの場合はQAの管理をうまくやらないと同じ質問に何度も答える羽目になることもあります。

受講者のスキル分布などによって使い分けるといいと思います。とりあえず自分は最後のパターンを試してみる予定です。