doilux’s tech blog

ITに関する備忘録。 DDP : http://doiluxng.hatenablog.com/entry/2018/01/01/195409

地図なき冒険の始まりと羅針盤

PTAアドベントカレンダー2日目です!! 会長とおなじ部署で働く、doiluxと申しますmm 1年に一度のテックブログを書く時期になりましたw 今年はエモい記事を書きます。

www.jp.playstation.com

私はアンチャーテッドというゲームのファンです。ゲームとしての面白さもさることながら、ストーリーやキャラクターも魅力的で、なによりUncharted(=地図に載っていない)というタイトルにロマンがあり中二心をくすぐられますねw

さて、私は2年ほど前から、エンジニアからプロダクトマネージャに主軸をおいていて、新規事業やDXに関わるプロダクトマネージャのミッションは、まさに”地図なき冒険”であると感じます。というのも、DXではない、「業務改善」の場合は、基本的には現状の業務の”型”があり、どの部分を自動化するか?という観点で考えていましたが、DXの場合はそもそも業務自体をどう変えるか?というところまでディープに踏み込まなければならなくなるので、より森羅万象に首を突っ込むことになるからです。

この地図なき冒険において、定石となる戦略はMVP(Minimum Variable Product)を構築して、学びを得ながら広げていくことだと思いますが、利害関係者が多ければ多いほどMVPわからなくなって、前に進めなくなることがあります。とはいえ、MVPにはいくつかのパターンがあると思うので、煮詰まったときには進め方のパターンを基に議論するといいと思います。

機能を絞る

コアな機能だけ先に作って、受け入れられるか検証するパターン。ToCのプロダクトであれば、 申込みページを作って、裏の運用(デリバリー、契約変更、解約など)は手作業 みたいなパターンですね。その後の展開としては、ユーザーに受け入れられなかったら撤退、受け入れられた場合は裏周りの業務改善をする、という進め方になります。

ユーザーを絞る

利用者を限定するパターン。ToCの場合は 一部のユーザーだけ機能を公開する やつです。 エンジニアリングの現場で、例えば一部のチームだけgithub導入して、ノウハウがたまったら全チーム展開、みたいなのもこれです。 社内で使うシステムの場合は、セキュリティやUIを一旦サボることでローンチまでの期間を短縮できます(↑のgithubの例でいうと、最初は権限管理なしの全オープンで、全チーム展開時に権限管理をしっかりするなど) アーリーアダプターの人選をミスると展開したときに他のユーザーに受け入れられないリスクがあります。

別のツールとセットで提供する

検証したいツールとセットで、ユーザーにとって明らかなメリットがある機能を提供するパターン。 従業員の行動管理のために、スケジュール管理ツールを提供するみたいな。 作る物は増えるけど、撤退してもユーザーに一定の価値を残せるメリットがあります

既存のツールに何かを仕込むパターン

↑に似ていますが、ユーザーがすでにつかっているものに乗っかるパターン。 例えば、従業員の間でトレロでタスク管理する文化があるとするならば、行動把握のためにトレロをポーリングするとか、BYODであれば通話アプリや電話帳アプリを提供して顧客リストや通話履歴(コンタクト履歴)を管理するなど。

デファクトスタンダードに従ってみるパターン

一旦、世の中にデファクトスタンダードで採用されているフレームワークに乗っかってみるパターン(例:スクラムとか) そこで得た学びを基に自分たちのフレームに仕上げていくという感じですかね。

パッと思いつく限り出してみましたが、他にもありそうですね。 議論が煮詰まったときの参考になれば幸いです。

最後に、冒頭でアンチャーテッドのファンであると書きましたが、実は1秒もプレイしたことがない(プレイ動画はめっちゃ見てますw)ので、このポスト見てくれたサンタさん、PS5とゲームに打ち込める時間のプレゼントを待ってますmm